【体臭ケアアドバイザー監修】加齢臭・体臭・ワキガ臭対策の専門店 いい快互服ドットコム

「加齢臭」のお悩み

(3)加齢臭発生のメカニズム

年齢を重ねるにつれて誰もが経験するのが体臭の変化です。昔と比べて体のニオイが変わった…?と感じることもあると思います。しかしその原因やメカニズムについては、意外と知られていないことが多いのではないでしょうか。今回は、そんな年齢と共に変化する体臭の代表格である加齢臭の発生する仕組みについて、体臭ケアアドバイザーが詳しく解説していきます!

加齢臭の主な原因物質ノネナールとは?

加齢臭の主な原因物質は2000年に資生堂の研究によって発見された「ノネナール」という物質です。加齢臭やノネナールという言葉は資生堂によって名付けられ、商標登録もされています。実は加齢臭という言葉自体、まだ生まれて25年の概念なのですね。
ノネナールは皮脂が酸化することで発生する物質で、その臭いはいわば「酸化した脂の臭い」です。揚げ物を放置しておくと不快な臭いがするように、私たちの皮膚から分泌される皮脂も酸化することで特有の臭いを放ちます。

ノネナールが発生するメカニズム

専門的に説明すると、どんな人でも加齢に伴って皮脂に含まれる「9-ヘキサデセン酸」と「スクワレンハイドロパーオキサイド」という2つの物質が増加します。これらふたつの物質自体は無臭なのですが、混ざり合うことでノネナールという独特の臭い物質が生成されてしまうのです。
中でも「9-ヘキサデセン酸」は毛穴の奥にある皮脂腺から分泌され、40歳前後(個人差あり)から分泌量が増加します。つまり年齢を重ねるごとにノネナールの原料自体が増えていくので、結果としてノネナールもどんどん増えてしまうのです。

若い人はなぜ加齢臭が発生しにくいのか?

それでは、若い人の方が皮脂の分泌量が多いのになぜ加齢臭が発生しにくいのでしょうか?それは若い人の皮膚には、老廃物を分解する機能が備わっているためです。また若い人は新陳代謝も活発なため、臭いの元となる物質が分解されやすいのです。
年齢を重ねるとこれらの機能が低下して、皮脂が酸化しやすくなります。その結果、本来ならば原料の時点で分解されるはずのノネナールが生成されてしまい、加齢臭として感じられるようになるのです。

加齢臭は誰にでも起こりうる自然な現象

加齢臭は病気ではなく、年齢を重ねることで誰にでも起こりうる自然な現象です。とは言え周囲に不快感を与える可能性もあり、不安に感じてしまいますよね。まずは基本的なことからエチケットとして対策を講じることが大切です。

加齢臭対策のポイント

加齢臭対策の基本は、以下の3点です。

①清潔を保つ
毎日、汗を流し、特に皮脂の分泌が多い首や背中、脇の下などは念入りに洗いましょう。

②食生活を見直す
抗酸化作用のある食品(緑黄色野菜、果物など)を積極的に摂取し、動物性脂肪の多い食事は控えましょう。

③衣類からの加齢臭の拡散に注意する
汗や皮脂は衣類に付着します。そして衣類の中で加齢臭などのニオイ物質が蓄積されることで、そのニオイ物質が浮遊し他人にクサいと感じられてしまいます。ゆえに臭わない衣類にしておくことが大切です。一番効果的なのは着替えることです。

以上の対策に加えて、ストレスを溜めない、十分な睡眠を取るなど生活習慣を見直すことも加齢臭対策には重要です。

次の記事:(4)加齢臭は体のどの部分から出る?

体臭ケアアドバイザーのお悩み解決コラム

お問い合わせ

【いい快互服ドットコム】運営の株式会社 興和堂
TEL:03-5855-8811 またはフリーダイヤル 0120-333-469 FAX:03-5855-8855
※お電話での受付は10:00~18:00(土日祝日・店舗指定休日を除く)

メールでのお問い合わせはこちら