間違いだらけの体臭対策と回りに不快感を与えないための7種の体臭対策

自分の体臭で周囲に不快感を与えていないか心配ではありませんか?
「自分の体臭で周囲に不快感を与えていないだろうか」と不安に感じたことはありませんか?
体臭(ニオイ)は人に強い印象を与えるため、一度気になり始めると必要以上に意識してしまい、不安が大きくなりがちです。また近年は、デオドラント商品のCMやSNS・メディアの情報が増えたことで、体臭を気にし過ぎるあまり、間違ったケアや過度な対策をしてしまう人も少なくありません。
この記事では、体臭を悪化させる「やり過ぎ」による対策や、よくある勘違いを解説するとともに、7つの基本的な体臭対策や、体臭に影響を与える生活習慣について詳しくご紹介します。
最後まで読んでいただければ、正しい体臭対策の知識と実践方法が身につきますので、ぜひ参考にしてください。
1.体臭を悪化させる3つの「やり過ぎ」
どんなことでもバランスは大切ですが、体臭対策も例外ではありません。対策をやり過ぎることで、かえって体臭が悪化してしまうケースもあります。
ここでは、体臭対策で特に注意したい3つの「やり過ぎ」をご紹介します。
1-1.体臭を気にし過ぎる
最も多いのが、必要以上に体臭を気にし過ぎることです。
近年はデオドラント用品や消臭スプレーの広告、SNSなどの影響もあり、自分のニオイを過敏に意識してしまう人が増えています。ニオイを感じるのは嗅覚ですが、嗅覚を含む五感(嗅覚・視覚・味覚・触覚・聴覚)は、意識を向けるほど敏感になるという特徴があります。
例えば、何か悩み事があると食事の味を感じにくくなることがあります。これは味覚ではなく別のことに意識が集中しているためです。一流の料理人は常に味へ意識を向けているため、一般の人では気付かない微妙な違いまで判断できます。
このように、意識と感覚には深い関係があります。
そのため自分の体臭ばかり気にしていると、実際以上にニオイを強く感じてしまうことがあります。もちろん体臭を全く気にしないのも問題ですが、体臭は誰にでもある自然なものです。
大切なのは、周囲に不快感を与えない程度に清潔を保つことです。後ほどご紹介する体臭対策を実践すれば、十分な体臭エチケットが身につきますので安心してください。
1-2.デオドラント用品の使い過ぎ
1-2-1.デオドラントクリームの使い過ぎ
体臭対策として代表的なのがデオドラントクリームです。主な成分は抗菌成分と制汗成分です。
体臭は汗や皮脂を皮膚の細菌が分解することで発生するため、抗菌成分はニオイの原因菌の増殖を抑える役割があります。しかし私たちの皮膚には常在菌という大切な菌が存在し、皮膚を外部の細菌から守るバリアとして働いています。
必要以上に抗菌作用を働かせると、常在菌のバランスが崩れ、肌荒れや悪玉菌の増殖を招き、結果として体臭が強くなる可能性もあります。
また制汗成分は汗を抑える働きがありますが、汗は体温調節に欠かせない重要な機能です。汗腺を過度にふさいでしまうことは、身体にとって望ましい状態とはいえません。
さらに、汗の分泌そのものを止めることはできないため、一部を抑えても別の部位から汗をかくことがあります。デオドラントクリームは毎日大量に使用するのではなく、結婚式や商談など特別な場面で一時的に使用する程度がおすすめです。
使用後はしっかり拭き取り、帰宅後は丁寧に洗い流しましょう。また、デオドラントクリームは汗で流れやすいため、長時間体臭を抑え続けることは難しい点も理解しておきましょう。
1-2-2.デオドラント石鹸・シャンプーで洗い過ぎる
近年は柿渋石鹸をはじめ、多くのデオドラント石鹸やシャンプーが販売されています。しかし体臭対策で最も避けたいのは「洗い過ぎ」です。
洗い過ぎることで常在菌のバランスが崩れ、本来増えにくい菌が繁殖しやすくなります。さらに皮脂を落とし過ぎると、肌は不足した皮脂を補おうとして分泌量を増やすため、かえって体臭の原因を増やしてしまうこともあります。
ゴシゴシ強く洗うことも肌への刺激となるためおすすめできません。
とはいえ、体臭対策に洗浄は欠かせません。大切なのは、「洗い過ぎないこと」と「丁寧に洗うこと」の両立です。湯船で汚れを浮かせた後、石鹸をしっかり泡立て、素手でやさしく洗い、十分にすすぐことがポイントです。
高価なデオドラント石鹸やシャンプーが必ずしも優れているとは限りません。どれだけ有効成分が配合されていても、洗い流す製品である以上、多くの成分はそのまま流れてしまいます。
汗や皮脂は入浴後も継続して分泌されます。特に「○○エキス配合」を強調する商品には注意が必要です。配合量が表示されていないケースも多く、イメージ訴求を目的として、ごく微量しか含まれていない場合もあります。
成分表示だけで効果を判断するのではなく、正しい洗い方を意識することが重要です。
1-2-3.体臭サプリメントに頼り過ぎる
体臭が気になる場合、それは身体からのサインである可能性もあります。
例えば加齢臭は皮脂の酸化が原因の一つですが、脂質の多い食生活が影響しているのであれば、まず見直すべきなのは食生活です。仮にサプリメントでニオイを抑えられたとしても、原因そのものを改善しなければ根本的な解決にはなりません。
体臭の中には内臓の状態が関係するケースもありますが、多くの場合は、汗・皮脂・汚れを皮膚の細菌が分解することで発生します。
そのため、サプリメントだけで体臭を防ぐことは難しいと考えられます。口から摂取するものだからこそ、広告だけを信じるのではなく、成分や安全性を十分に確認することが大切です。
1-3.体臭を完全になくそうとする
体臭は、本来なくすべきものではありません。誰にでもある自然な個性の一つであり、大切なのは周囲に不快感を与えない程度に清潔を保つことです。
しかし近年は、デオドラント市場の拡大により、「体臭は完全になくすべきもの」という考え方が広まっているようにも感じられます。適切な清潔習慣を続けたうえで感じられる自然な体臭は、決して不快なものではありません。
恋人の香り、家族の香り、赤ちゃんの香りなど、人それぞれの自然なニオイは安心感や親しみを与えることもあります。
体臭対策で目指すべきなのは、「無臭」ではなく「清潔感のある自然な状態」です。具体的な体臭対策については、このあとニオイの種類ごとに詳しくご紹介します。
2.体臭対策でよくある勘違い
近年は体臭や加齢臭への関心が高まり、「スメルハラスメント(スメハラ)」という言葉が広く知られるようになりました。こうした背景から、多くのデオドラントメーカーがさまざまな消臭・制汗アイテムを販売しています。
その影響もあり、体臭対策の本来の目的や、体臭の仕組みを誤解したまま対策を続けているケースも少なくありません。体臭について正しく理解していなければ、どれだけ対策をしても十分な効果が得られない可能性があります。
ここでは、体臭対策でよくある3つの勘違いについて解説します。
2-1.体臭対策の目的を勘違いしている
もし無人島で一人だけで生活するとしたら、自分の体臭を今ほど気にするでしょうか。多くの人は自分のニオイを気にすることなく生活するはずです。
体臭対策の目的は「自分の体臭を完全になくすこと」ではありません。本来の目的は、周囲の人への配慮やエチケットです。
「不快なニオイだと思われたくない」「周囲に気持ちよく過ごしてもらいたい」という思いがあるからこそ、体臭対策には意味があります。
前章でもご紹介したように、大切なのは体臭をゼロにすることではなく、不快感を与えない程度に清潔を保つことです。体臭は誰にでもある自然なものであり、一人ひとりの個性でもあります。
2-2.「体臭」という単一のニオイがあると思っている
実は、「体臭」という一つのニオイが存在するわけではありません。日常生活で感じる体臭は、複数のニオイ成分が混ざり合った「複合臭」として発生しています。
ワキガ臭、加齢臭、汗臭、足臭など、それぞれ特徴はありますが、実際には複数のニオイ成分が組み合わさって体臭を形成しています。
例えば、不快なニオイ成分が10種類あるとします。そのうち加齢臭の原因物質として知られるノネナールだけを対策できたとしても、残りのニオイ成分がそのままであれば、周囲には依然として不快な印象を与えてしまう可能性があります。
つまり、一つのニオイだけを消すことが体臭対策ではありません。大切なのは、体臭全体のバランスを整え、周囲に不快感を与えない状態を維持することです。
2-3.体臭は「身体そのもの」が臭うと思っている
「体臭=身体そのものが臭う」と考えている人は少なくありません。
実際には、加齢臭・汗臭・ワキ臭・足臭などのニオイは、身体よりも衣類に蓄積したニオイが原因となっているケースが非常に多いのです。
例えば、足のニオイが気になる人でも、裸足で過ごしていると強いニオイを感じることはあまりありません。ワキのニオイが気になる人でも、海やプールではニオイが気になりにくいことがあります。
その理由は、衣類を身に着けていないためです。
汗は肌から分泌されると比較的早く蒸発します。衣類がなければ高温多湿になりにくく、ニオイの原因となる細菌も繁殖しにくいため、ニオイ成分が蓄積されにくくなります。
一方、普段の生活では汗や皮脂が衣類に付着します。衣類の中は湿度や温度が高くなりやすく、細菌が増殖しやすい環境になります。その結果、ニオイ成分が衣類に蓄積され、一定量を超えると空気中へ放出されて、周囲の人が「臭う」と感じるようになるのです。
もちろん、肌に直接鼻を近づければ体臭を感じることはあります。しかし、日常生活でそのような距離になることはほとんどありません。
離れた位置からでもニオイを感じる主な原因は、衣類に蓄積したニオイだと考えられます。そのため、日常生活で周囲に不快感を与えないためには、衣類のニオイ対策が体臭ケアの重要なポイントになります。
衣類を清潔な状態に保つことで、体臭による印象は大きく変わります。
運動後に汗をかいた場合でも、シャツを新しいものに着替えるだけで、ニオイは大幅に軽減されます。その後も汗をかけば再び衣類には汗や皮脂が付着し、時間の経過とともにニオイは発生します。
それでも、着替えはもっとも手軽で効果的な体臭対策の一つといえるでしょう。
しかし、仕事中や外出先では何度も着替えることは現実的ではありません。そのような場合は、衣類そのもののニオイ対策を取り入れることが重要です。
例えば、衣類にあらかじめ消臭スプレーを使用しておくことで、汗や加齢臭、ワキ臭、足臭などの複合臭を抑え、着替えた直後のような清潔感を維持しやすくなります。
日頃から経衣料消臭を意識したケアを取り入れることで、体臭対策の効果をさらに高めることができます。
3.効果を実感しやすい7つの体臭対策
体臭によって周囲に不快感を与えないためには、身体を清潔に保つだけでなく、ニオイが蓄積しやすい衣類をケアすることが重要です。
ここからは、ワキガ臭・汗臭・加齢臭・足臭など、特徴的なニオイの種類別に体臭対策のポイントをご紹介します。
3-1.ワキガ臭
ワキガ臭は、ワキに多く存在するアポクリン汗腺から分泌された汗が、皮膚の常在菌によって分解されることで発生する特徴的なニオイです。
実際の体臭は複数のニオイが混ざった複合臭ですが、ワキガ臭の主な対策ポイントは次の3つです。
❶ 朝にワキを洗い、清潔な状態で外出する
❷ 日中はこまめに汗を拭く
❸ 衣類に付着するワキガ臭をケアする
3-1-1.ワキをやさしく洗う
ワキを洗うために、必ずしも高価な石鹸を用意する必要はありません。使用する商品よりも、肌を傷めない洗い方を意識することが大切です。
シャワーや湯船で汗や皮脂を浮かせた後、石鹸をよく泡立て、手でやさしく洗いましょう。泡立てネットを使うと、きめ細かな泡を作りやすくなります。
ただし、ニオイを落とそうとしてゴシゴシ洗うのは逆効果です。
強い摩擦や洗い過ぎによって肌の状態が乱れると、乾燥や肌荒れにつながる可能性があります。ワキは刺激を受けやすい部位なので、やさしく丁寧に洗いましょう。また、就寝中にも汗や皮脂は分泌されます。ニオイが気になる場合は、外出前にシャワーで汗を流すことで、日中のニオイを抑えやすくなります。
3-1-2.日中に汗を拭き取る
ワキガ臭の原因の一つになる汗を、こまめに拭き取ることも効果的な対策です。
人前でワキを拭くのは難しいため、出勤後や昼休み、夕方などにトイレでケアするとよいでしょう。汗を拭くときは、乾いたタオルよりも水で濡らしたタオルのほうが、汗や皮脂を取り除きやすくなります。市販のボディシートを使用する場合は、肌への刺激が少ないものを選びましょう。
強くこすらず、軽く押さえるように拭くことがポイントです。
3-1-3.衣類に付着するワキガ臭をケアする
ワキガ対策として、制汗剤やデオドラントクリームを使用している人も多いでしょう。しかし、肌をケアしていても汗や皮脂が衣類に付着すると、時間の経過とともに衣類の中でニオイが強くなることがあります。
特にワキガ特有のニオイを周囲に広げないためには、肌だけでなく衣類のワキ部分を清潔に保つことが重要です。最も分かりやすい対策は着替えですが、仕事中や外出先で何度も着替えるのは簡単ではありません。通気性や吸湿性のよいインナーを着用する、汗取りパッドを使う、帰宅後は早めに洗濯するなどの対策を取り入れましょう。
衣類用の抗菌・消臭スプレーを使用する方法もあります。商品を選ぶ際は、用途や使用方法を確認し、肌に直接使用しないよう注意してください。
衣類用抗菌スプレー「ヌーラビオ」も、衣類に付着するニオイを抑えたい場合の選択肢の一つです。使用する際は商品説明を確認し、衣類の素材に合わせて使用しましょう。
3-2.汗臭
分泌された直後の汗は、通常ほとんどニオイがありません。汗や皮脂が皮膚の常在菌によって分解されたり、汗を吸収した衣類が長時間湿った状態になったりすることで、汗臭が発生しやすくなります。
汗臭対策では、次の3点が基本です。
・汗をかいたら早めに拭く
・湿った衣類を長時間着続けない
・衣類を適切に洗濯・乾燥する
汗を多くかいた場合は、可能であればシャツやインナーを着替えましょう。着替えが難しい場合は、汗を拭き取ってから衣類を乾かすだけでも、ニオイの蓄積を抑えやすくなります。
衣類用消臭スプレーを活用する方法もあります。衣類に汗臭が残りやすい人は、洗濯とあわせて経衣料消臭を意識した対策を取り入れるとよいでしょう。
3-3.加齢臭・ミドル脂臭
加齢臭やミドル脂臭は、近年になって突然現れたニオイではありません。以前から存在していた体臭の原因成分が研究され、広く知られるようになったものです。
加齢臭にはノネナール、ミドル脂臭にはジアセチルなどの成分が関係するとされています。これらのニオイには皮脂や汗が関係するため、皮脂が多く分泌される部位を清潔に保つことが対策の基本です。夜の入浴では、頭皮・額・首・耳の後ろ・胸・背中などを丁寧に洗いましょう。
就寝中にも汗や皮脂が分泌されるため、ニオイが気になる季節は、朝にシャワーを浴びると日中のニオイを抑えやすくなります。特別に高価な石鹸を使う必要はありません。肌に合う洗浄料をよく泡立て、皮脂を落とし過ぎないようにやさしく洗うことが大切です。
日中に皮脂のベタつきが気になる場合は、濡れタオルやボディシートで軽く拭き取りましょう。
洗い過ぎや拭き過ぎは肌への負担になります。必要な皮脂まで取り除かないよう、1日に何度も強くこすることは避けてください。胸や背中の皮脂は衣類に付着しやすいため、加齢臭やミドル脂臭でも衣類のケアが重要です。
インナーをこまめに交換し、衣類に残った皮脂汚れを洗濯でしっかり落としましょう。
3-4.足臭
足のニオイ対策では、素足・靴下・靴の3つをまとめてケアすることが重要です。足の裏には汗腺が多く、靴を履いている間は高温多湿になりやすいため、細菌が増殖しやすい環境になります。
特に汗を吸収した靴下にはニオイが蓄積しやすく、靴を脱いだときに強いニオイを感じる原因になります。足臭を防ぐためには、まず靴の中の湿気を減らしましょう。
職場で可能であれば、通気性のよい室内履きへ履き替えるだけでも、蒸れを軽減できます。
靴下は吸湿性や速乾性に優れたものを選び、汗を多くかいた日は履き替えると効果的です。靴下に使用できる衣類用消臭スプレーや消臭機能付き靴下を活用してもよいでしょう。
靴のケアも欠かせません。
同じ靴を毎日履き続けると、内部の湿気が十分に抜けず、ニオイやカビの原因になります。靴を複数用意し、1日履いた靴は風通しのよい場所でしっかり乾燥させましょう。
素足については、入浴時に足の裏や指の間まで丁寧に洗い、洗浄後は水分をよく拭き取ってください。かゆみや皮むけなど水虫が疑われる症状がある場合は、自己判断で放置せず皮膚科へ相談しましょう。
3-5.口臭
口臭は、自分では気付きにくいニオイの一つです。同じニオイを長時間嗅いでいると嗅覚が慣れることに加え、自分が吐いた息をそのまま鼻で確認する機会が少ないことも理由です。
手や袋に息を吐いて確認する方法では、口臭を正確に判断できない場合があります。気になる場合は家族に確認してもらうか、歯科医院で相談するとよいでしょう。
口臭の主な原因の多くは口の中にあり、舌の汚れ・歯垢・歯周病・虫歯・口内の乾燥などが関係します。特に就寝中は唾液の分泌量が減るため、口内の細菌が増えやすく、起床時は口臭が強くなる傾向があります。
そのため、就寝前と起床後の口腔ケアが大切です。
就寝前は、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシも活用し、歯と歯の間に残った汚れを取り除きましょう。起床後は歯磨きやうがいを行い、就寝中に増えた細菌や汚れを洗い流します。
食後の歯磨きも、虫歯や歯周病を予防するうえで役立ちます。ただし、酸性の飲食物を摂取した直後などは、少し時間を空けたほうがよい場合もあります。
日中は水分を補給し、口の中が乾燥しないようにしましょう。無糖ガムをかむことも、唾液の分泌を促す方法の一つです。口臭が長く続く場合や、歯茎の腫れ・出血・痛みなどがある場合は、歯科医院を受診してください。
3-6.頭皮・髪のニオイ
頭皮は皮脂の分泌量が多く、汗もかきやすいため、ニオイが発生しやすい部位です。また髪の毛は表面積が広いため、タバコ・料理・排気ガスなど、周囲のニオイを吸着しやすい特徴があります。
頭皮や髪のニオイ対策で最も重要なのは、毎日の正しい洗髪です。高価なデオドラントシャンプーを使用することよりも、頭皮に汚れを残さず、すすぎ残しを防ぐことを意識しましょう。
シャンプー前には、お湯で頭皮と髪を十分に予洗いします。これだけでも汗やホコリなど、多くの汚れを落としやすくなります。
シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮になじませ、指の腹を使ってやさしく洗いましょう。爪を立てたり、強くこすったりすると頭皮を傷める可能性があります。
洗浄後は、シャンプーやコンディショナーが残らないよう丁寧にすすいでください。濡れた髪を長時間放置すると頭皮が蒸れやすくなるため、入浴後はタオルドライを行い、ドライヤーで頭皮から乾かしましょう。
汗をかきやすい季節は、朝に頭皮をお湯で軽く流す方法もあります。ただし、1日に何度もシャンプーすると乾燥や皮脂の過剰分泌につながる場合があるため注意してください。
3-7.ニオイの印象を左右する「イメージ臭」
最後にお伝えしたいのが、見た目や身だしなみによって生まれるニオイの印象です。実際に強いニオイが発生していなくても、服装や髪形などに清潔感がないと「臭いそう」という先入観を持たれることがあります。
例えば、スーツにフケが付いている、シャツにシワや汚れがある、靴が汚れている、髪やひげが整っていないといった状態は、清潔感を損なう原因になります。
一方、衣類が清潔で髪形や靴が整っていると、相手に爽やかな印象を与えやすくなります。体臭対策では、実際のニオイだけでなく、見た目を含めた清潔感を整えることも大切です。
香水や柔軟剤で強い香りを加えるのではなく、衣類・髪・口元・靴を清潔に保ち、自然な状態を目指しましょう。
4.まとめ
体臭は誰にでもある自然なものであり、一人ひとりの個性でもあります。そのため体臭を完全になくして無臭になることを目指す必要はありません。
周囲に不快感を与えるほどのニオイは、身だしなみやエチケットとして適切に対策したいものです。体臭は、汗臭・加齢臭・ワキガ臭・足臭など、複数のニオイが混ざり合った複合臭です。特定のニオイだけに注目するのではなく、身体・衣類・靴・口内などをバランスよくケアすることが重要です。
なかでも、汗や皮脂を吸収してニオイを蓄積しやすい衣類は、体臭対策における大切なポイントです。こまめな着替えや適切な洗濯、衣類用消臭アイテムなどを活用し、清潔な状態を維持しましょう。
今回ご紹介した対策が、体臭への不安を減らし、毎日を清潔で快適に過ごすための参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人村上 隆/体臭ケアアドバイザー
株式会社興和堂 代表取締役 -
2004年に消臭の世界に飛び込む。
医師や消臭機能開発者との交流を深めながら商品開発を進めた結果、臭わないデオルシャツやソックス等の様々な消臭商品開発に繋がっていく。
「体臭が他人に臭うのは衣類が主原因である」という理論を提唱するとTV・新聞・雑誌など様々なメディアから取り上げられ「NHKおはよう日本」をはじめテレビ各局にも出演。
2019年YouTube体臭対策チャンネルを開設。どうして体臭が臭ってしまうかという原因を専門用語を出来るだけ使わず分かりやすく解説したチャンネルは累計160万再生を更新中
また20年に渡り体臭ケアの相談を受けて来た経験から、体臭ケアアドバイザーとして体臭の悩み相談コーナーをLINEで展開中。日々数多くの体臭相談を受けている。













