汗のお話・・・気になる体臭の要因。
汗の出所!雑菌君の補給となる三つの汗腺
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体臭といっても様々なニオイがありますが、ワキ(ガ)と足のニオイは特に悩まれている方が多いニオイ。弊社のお客様アンケートでもワキと足はダントツの気になるニオイでした。体臭は菌と菌の栄養分により発生することは「雑菌君と体臭物語」でもお話しましたが、では体臭の原因の元となる汗について、ここで詳しくお話したいと思います。
汗は、汗腺という汗が出る穴から分泌されています。私たち人間には、三種類の汗腺があり、この三つの汗腺から出る汗が様々な体臭の一因となっています。私たちの体には、おおよそ200万~300万個の汗腺(汗の出る穴)があります。そしてこの汗腺は環境や人種によって違いがあります。環境面でいえば寒い国の人と暖かい国の人とでは汗腺の数が異なります。ロシアの寒い地域に住んでいる人は平均180万個の汗腺。日本人はおおよそ230万個。熱い国、例えばフィリピンの人々は280万個といわれています。このように住む環境によって汗腺の数が違うのは汗腺、すなわち汗が体温調整の役目をしているからです。
この汗腺の種類は三種類あります。
1.皮脂腺
2.アポクリン腺
3.エクリン腺
一言で体臭と言っても頭皮のニオイとワキガ、足のニオイ、陰部のニオイとそれぞれニオイが違うのは、汗の種類とその汗を栄養として繁殖する菌の組合せによるもの。例えば
1.頭皮のニオイは皮脂腺
2.ワキガのニオイはアポクリン腺
3.足のニオイはエクリン腺
それぞれの汗腺から分泌される汗や分泌物の成分が異なり、またそれぞれの成分を好む菌との組合せにより体臭といっても部位によって違うニオイが発生するということです。

肌にうるいおを与えてくれる皮脂腺

この皮脂腺から分泌される皮脂によって、人間の肌は潤いを保ち、肌を保護しているのですが、この皮脂には脂肪酸など、酸化するとニオイの原因となる物質が含まれているため、過剰に分泌されると体臭の原因となります。皮脂腺は、頭皮はもちろん、おでこ、額、耳(うしろ)、鼻、胸、背中、陰部などに存在します。皮脂腺は毛が生えている場所には必ずあり、頭・Tゾーン(おでこ・鼻)・胸・背中などが特に発達し、皮脂が活発に分泌されます。皮脂腺の役目は●肌や髪の毛の乾燥を防ぎ潤いを保つ●空気中の細菌や外敵から肌を保護する●有害金属(ベリリウム・カドミウム・水銀・鉛・砒素)の排泄を促す。などです。皮脂腺は以上のような大切な働きをしていますが、この働きが活発になりすぎると、皮脂が過剰に分泌し、毛穴を詰まらせニキビや吹き出物ができたり、皮脂が酸化しニオイ、体臭がきつくなったりすることもあります。
皮脂腺が活発になるのは●思春期●動物性脂肪の多い欧米化した肉類中心の食生活●ストレス●不規則な生活習慣(睡眠不足)●夏、梅雨時などの高温多湿時●肌の水分不足などです。皮脂腺は思春期以降に活発になり始め、またストレスを感じたり、肉類中心の食事をするとより活発になり、皮脂が分泌されるようになります。この中でも特にストレスを感じたときや、動物性脂肪の多い肉類を食べたときにに分泌される皮脂がニオイの原因となるといわれていますので心身ともの健康が大切ですね。

汗腺で最も多いのはエクリン腺

私たちが通常汗をかいたと言う場合の汗はエクリン腺から分泌された汗のことです。エクリン腺は口唇とまぶたを以外のほとんどの皮膚組織にあり、体温調整などの重要な働きをしています。
このエクリン腺の働きは●体温調整●皮膚の乾燥防止●腎臓機能の補助作用などです。また皮脂腺から分泌される皮脂と、このエクリン腺から分泌される汗が混ざり合い、皮膚の乾燥を防止し、皮膚の潤いを保ってもいるのです。エクリン腺の多い部位ですがエクリン腺は口唇やまぶた、外耳道を除く全身に広く存在し、特に手のひらや足の裏、額にエクリン腺は集中しています。いわゆる汗がかきやすい場所ですね。
エクリン腺から分泌される汗の成分は●99%が水●残り1%は、塩分。エクリン腺から分泌される汗は、アポクリン腺から分泌される汗と違い99%が水なので、無色透明で粘り気もありません。エクリン腺の働きが活発になる=汗がたくさんでるときというのは●気温や運動などでの体温上昇●緊張など大脳への刺激●辛い物を食べたときなどがあげられます。エクリン腺から分泌される汗は、健康な人であれば1日に1.5~2リットル、夏の暑い時期や梅雨時などの高温多湿な日であれば、1日に3リットルもの汗をかくといわれています。また大人よりも子供のほうが汗をかきやすく、もっとも汗をかく場所は足の裏だといわれています。
エクリン腺から分泌される汗は99%が水なので、このエクリン腺から分泌された汗自体が臭うことはほとんどないのですが、かいた汗を栄養とし菌が繁殖する際ニオイが発生するのです。特に足の裏などは汗がたくさん出ることに加え、靴や靴下などで常に高温多湿な状態で、蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいので、ニオイが発生するのです。

異性へのフェロモン?独特のニオイの原因となるアポクリン腺

ワキガの原因となる汗を出すのはアポクリン腺です。アポクリン腺の働きは思春期以降に働きが活発になり、いわゆるフェロモンのように異性をひきつけるニオイを出すとも考えられたいます。一般的にワキガのニオイは嫌われることが多いのですが、性的興奮を高めるニオイとも考えられ、この独特のニオイを好む人もいるようです。動物などはこのアポクリン腺から分泌されるニオイで異性をひきつけたり、仲間の確認をするなど、とても重要な働きがあったようですが人間にとっては、特にニオイに敏感な日本人にとってはこのニオイが嫌われる傾向にあります。手術などでこのアポクリン腺を切除するなどすればワキガ臭はなくなります。切除しても問題ないことから大昔のなごりのような汗腺とも言えるかもしれません。
アポクリン腺の多い場所は●わきの下●陰部(性器の周囲)●肛門●乳首(乳輪)●耳の中(耳の後ろ)などで体の中でも特定の部位にしか存在しません。体の中でアポクリン腺がもっとも多いのはワキの下で、ワキガ体質の人はこのアポクリン腺の数が普通の人よりも多い人ということです。またこのアポクリン腺の腺体は、わきの下では肉眼で十分見えるほど大きく発達しています。
アポクリン腺から分泌される汗がワキガの一因でアポクリン腺から分泌される汗はエクリン腺から分泌される汗に比べ、乳白色で粘り気があり、さまざまな有機物を含んでおり、この汗を好むコリネバクテリウム属の菌が繁殖する際、独特なニオイが発生するのです。いわゆるこれがワキガ臭ということです。アポクリン腺から分泌される汗の成分は・脂肪(脂肪酸)・たんぱく質・糖質・鉄分・色素などです。
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